証券会社であるJPアセット証券には、社会人野球のチームがあります。全社員の半数が野球部員という特徴があり、営業と試合の両方で戦力として活躍しています。そんなJPアセット証券野球部には、どのような監督や選手がいるのでしょうか。
今回は優秀な実績を残しているJPアセット証券野球部の名監督・選手のプロフィールや実績などをご紹介します。
JPアセット証券とは
JPアセット証券株式会社は、会社経営者を中心に金融商品を販売している証券会社です。2008年10月10日に設立され、2024年2月時点で15年の歴史があります。東京都中央区に本社があり、大阪府大阪市にも支店を構えています。
主に取り扱っている金融商品は投資信託・上場株式・信用取引・日経225ミニです。お客様からの信頼を第一に、誠実で専門性の高い資産運用を行う会社を目指しています。また、定期的に株式や不動産など様々な投資セミナーも主催しています。
JPアセット証券野球部の詳細
JRアセット証券野球部は、全国で300チーム以上が参加する日本野球連盟に加盟する企業チームで、2019年に創部されました。選手を会社の戦力に受け入れて、新しい企業チームモデルになることを目指して活動しています。
部員がJPアセット証券の社員であるため、全員が「証券外務員一種」という金融商品の取引や勧誘の業務を行う上で必要な資格を取得しています。
創部の翌年2020年から公式戦に参加しており、都市対抗野球東京都予選にて2次予選に進出しました。2次予選は突破できませんでしたが、所属選手が東京都代表であるセガサミー野球部の補強選手に選ばれて本選に出場しています。その後も都市対抗野球東京都予選や社会人野球日本選手権大会など、様々な大会に出場しています。
JPアセット証券野球部のスケジュールや試合情報などは、公式サイトと公式X(旧Twitter)から確認できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
JPアセット証券野球部の監督・選手のプロフィールや実績を紹介
JPアセット証券には試合を勝利に導く優秀な選手が揃っています。また、チームを支える監督やコーチも優れた経歴や実績を持つ人ばかりです。ここでJPアセット証券野球部に在籍する監督・コーチや選手をピックアップしてご紹介します。
安藤信二監督
【プロフィール】
安藤信二監督は、2022年12月23日にJPアセット証券野球部の新監督への就任が決まりました。元西武ライオンズの内野手という経歴があります。
1988年のプロ野球ドラフト会議にて4位指名で西武ライオンズに入団し、プロ野球選手の道を歩み始めました。入団して2年目に一軍として初出場を果たしています。一軍入りした後の1995年にはファームで首位打者のタイトルを獲得しています。1999年限りで自由契約となったことで退団し、その後は台湾大連盟や他の社会人野球のクラブチームにて、選手としてプレーをしていました。
また、クラブチーム・ベースボールスクール・環太平洋大学硬式野球部のコーチ・監督も経験しており、チーム内の選手や地域の子どもたちに野球指導を行ってきました。
プロ野球選手として活躍した経験を活かした指導ができることが強みです。西武ライオンズ時代に「スキのない野球」を学んでおり、それを身上にチームの勝利につなげる采配を振るっています。
石田祐介投手コーチ
【プロフィール】
- 生年月日:1982年6月29日
- 出身地:埼玉県新座市
- 投球・打席:右投右打
- ポジション:投手
石田祐介さんは、2022年12月23日にJPアセット証券野球部の投手コーチに就任しました。中学生時代からシニアリーグの新座シニアに所属し、投手と遊撃手として活躍してきました。高校は淑徳高等学校に入学しています。
甲子園の出場経験はありませんが、高校2年生から遊撃手でレギュラー入りし、3年生の時に投手として活躍しています。そして、3年生の夏にはエースとして東東京大会に出場し、4回戦まで進出しています。
高校卒業後は東京国際大学の野球部に所属し、大学1年生の秋に開催された東京新大学野球リーグでは新人王・最優秀投手・最優秀防御率を獲得しています。4年生の頃は春にベストナイン、秋には大学初となるリーグ2位の獲得に貢献しました。
社会人になってからは日産自動車や住友金属鹿島などの社会人野球チームに移籍し、2016年に母校の東京国際大学野球部の投手コーチに就任しました。
幼い頃から野球と関わっており、選手歴やコーチ経験が長いため、投手として優れた技術や指導力を持っているのが強みです。
門間滉介選手
【プロフィール】
- 生年月日:1998年12月1日
- 出身地:千葉県
- 投球・打席:左投左打
- ポジション:投手
門間滉介選手は、JPアセット証券野球部のエースとなる人物です。会社では資産管理部に所属しています。
2023年7月14日から開催された「第94回都市対抗野球大会」では、東京代表の野球チーム・セガサミーの補強選手に選ばれました。また、東京都野球連盟が毎年12月に行う表彰式では、2020年度から3年連続で「敢闘賞」が贈られています。
敢闘賞は競技において全力を尽くした選手に贈られるものなので、まさにチームのエースである門間選手にピッタリな賞と言えるでしょう。
また、補強選手として都市対抗野球大会に出場していますが、JPアセット証券野球部で大会に出場し、優勝することを目標に活動しています。
藤下凌也選手
【プロフィール】
- 生年月日:2000年3月5日
- 出身地:東京都
- 投球・打席:左投左打
- ポジション:投手
藤下凌也選手は資産管理部に所属し、野球部では投手を務めています。
選手歴は中学生から始まっており、国立中央リトルシニア、東亜学園、東京国際大学の野球部に所属していました。
2021年に開催された東京新大学リーグの最終戦では、7回を1安打12奪三振、失点は4回の無安打での1点のみという好投によって、東京国際大学の勝利に貢献しています。2023年には関東リーグ表彰式で、Bブロック優秀投手賞を受賞しました。
関東地区には好投手が多いとされているので、その中でも特に活躍した優れた投手の一人だと言えます。そんな藤下選手は頼れるエースになることを目標にしています。
山田偉琉選手
【プロフィール】
- 生年月日:1998年11月25日
- 出身地:岐阜県
- 投球・打席:右投右打
- ポジション:捕手
山田偉琉選手は、資産管理部2課に所属する捕手です。岐阜共立大学に在学していた当時からJPアセット証券野球部に在籍するまで、「堺シュライクス」という関西独立リーグに加盟するプロ野球集団に所属していました。
関西独立リーグが日本独立リーグ野球機構(IPBL)に加盟していない関係からプロアマ規定により選手登録ができませんでした。その影響で2022年度は公式戦に参加できず、山田選手にとって我慢の1年間となりました。
しかし、IPBLの選手に登録された2023年度は公式戦で大活躍し、同年12月に開催された東京都野球連盟表彰式では新人賞を獲得しています。
山田選手は結果を出し続けることがチームや会社の人々への恩返しになると考え、JPアセット証券野球部として都市対抗出場を目指して奮闘しています。
まとめ
JPアセット証券野球部には、元プロ野球選手や選手歴の長い監督・コーチが所属しています。また、補強選手に選ばれたり、優秀な賞を獲得したりと、実力のある部員が揃っていることもわかりました。
部員全員が証券外務員一種を取得しており、証券会社の営業マンとしても確かな知識とスキルを有し、会社の業績に貢献しているのもJPアセット証券野球部の特徴です。仕事と試合の両方で活躍するJPアセット証券野球部の雄姿に今後も注目してみましょう。